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私とあなたと手を繋いで、毎日を穏やかに暮らしていきたい。
雨の日も晴れの日も、手を繋いで、一緒にこの街を歩きたい。
私とあなたと、ゆっくり歳を一緒に重ねていきたい。
あなたと2人なら、きっと大丈夫。
私は、そう思う。
予想ではなく、確信があった。
あなたと一緒に生き、そして穏やかに死にたい。

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※BLご注意




「君、これが何か分かるかい?」
 そう言った彼の手元を見ると小さな小瓶があった。
「分からない。なんだ?」
 小瓶の蓋を開けても、何も匂いがしない。
ますます不思議になるだけである。
「勿体ぶらないで、教えろよ」
 不敵な笑みを浮かべて彼はこう言ってのけた
「これは媚薬さ。君の飲み物に混ぜておいた」

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私の知らなゐところで、見合ゐの計画が進んでゐたのです。
私は、心に決めた女性がおり、お付き合ゐをしてゐました。
あゝどうしたものか。父母は見合ゐをさせる心算でゐます。
私が幾ら、お付き合ゐしてゐる女性がゐると言っても会うだけで良ゐから、とその一点張りでした。
私はほとゝ困っておりました。

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春が近付く。
梅の花が咲き始める。
ウグイスの声が聞こえる。
葉を落とした木は、蕾を用意して花を咲かせる準備をしている。
もうすぐそこまで春がやってきている。
足音はせずとも、確実に春はやってくる。
冬の厳しい風も、徐々に和らぎ梅の花の香りが混ざっている。
春を伝える風は優しく吹き抜けていく。

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私はただの幼馴染だと実感したのは、君に恋人が出来てからだ。
君にとっての1番大事な人は、彼女となった。
私にとっての1番大事な人は、君だったのだと痛感した。
彼女が出来たと報告をしてきた君に、私はおめでとう、としか言えなかった。
色々言いたかったが、その時はとうに過ぎ去ってしまっていた。

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‪紅茶を一口飲んで彼女は「馬鹿みたい」と呟く。
窓枠に溜まった雨粒は、溢れて流れ落ちた。
さながら、涙のようだ。
「人ひとりが何だっていうのよ」
彼女の言葉は、誰に宛てたものでもない。
「あの人じゃなきゃいけない理由なんて、本当にあるのかしら」
紅茶を飲み、彼女は溜息を吐いて窓を見つめる。‬

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『誰よりも優しい貴方』追加

『単発』
・「あなたには内緒のこと」追加
・「鼓動」追加
・「繋ぐもの」追加
・「三寒四温と僕と君」追加
・「季節の食事」追加
・「気がついたら、私は病院にいた。」追加
・「眠り姫」追加

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ひとつふたつと指を折り、あなたの誕生日までの日付を数える。
贈りたい物は見付かったのだが、何処に隠しておこうか。
私なりに考えて、自分のクローゼットの中が1番安全だろうと結論が出た。
わざわざ、別の紙袋に入れてクローゼットの上の棚にしまうほど、念入りだった。
あなたの誕生日まで後少しだ。

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君の音と僕の音は、違うのだろうか。
身体中に血液を循環させているその音。
君はいつも通り、僕の手首をそっと握る。
とくとくと、手首の僅かな振動を君は確認する。
こうしないと、居なくなってしまいそうだと君は言っていた。
君の手首を握り、僕も君が生きている事を確認する。
今日も2人で生きている。

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いつの事だったか、僕が筆箱を忘れた時にシャープペンシルを借りた事があった。
そのまま、貰って良いと気さくに笑った君の事を思い出す。
君の言葉に甘えて、僕は未だにそのシャープペンシルを手元に置いている。
「まだ持ってたんだ」
「最初に貰ったものだからね、記念に」
そう言うと照れ臭そうに笑う。

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