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女子高校生2人の話。
ほんのり百合なので、ご注意下さい。
ほんのり百合なので、ご注意下さい。
ただの憧れで、済ませておけば良かった。
艶やかな黒髪、色白できめ細やかな肌、澄んだ黒曜石の様な瞳。
私だけのものにしたくなった。
私はひどく我儘で自己中心的であろう。
彼女の気持ちを考える余裕さえ、無かったのだ。
「どうしたの、麻衣(まい)？」
一緒の帰り道、途中で私は足を止めた。
心配そうな顔で此方へ戻ってきた彼女の手を取る。
少し驚いた顔をしたが、振り解かれることは無かった。
心配そうな顔で此方へ戻ってきた彼女の手を取る。
少し驚いた顔をしたが、振り解かれることは無かった。
「私、朱里(あかり)の事が好きなの。」
声は震えて、上手く伝えられたか分からない。
手を優しく撫でられた。
手を優しく撫でられた。
「私は、言うの我慢していたのに。私も好きよ、麻衣。」
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