roika_works 【単発】さようならの仕方 忍者ブログ
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彼は、私を責める事はしなかった。只、ゆっくりと息を吐き出して、そうか。と言ったきりだった。
「ごめんなさい…。」
「良い人見つけるんだよ。」
彼は私の将来の事まで心配出来るほど、穏やかだった。互いに好きであっても、一緒に居られなくなってしまった。彼に対して、何と詫びたら良いのか分からなかった。
「一緒に過ごせて、幸せだった。」
「私も。」
涙で視界が滲み始め、何度か瞬きをして誤魔化した。
「それじゃあ、さようなら。気を付けて帰るんだよ。」
彼はそう言って、私が駅の改札口を通るまでずっと見送ってくれていた。

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