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【登場人物】
■長谷川 卓(はせがわ すぐる)
物語中で『先生』と呼ばれている人物。20台半ばでありながら文芸誌に幾つかの連載を持つ、若き文豪である。短い黒髪をまとめ左側へと前髪を流している。未だに着物を着ているのは、単に着慣れているからという理由だけである。原稿用紙とペンがあれば、生きていける人なので、食事が疎かになりがちである。その為、痩せ型でどことなく不健康そうな顔色をしている。散歩以外では、殆ど外に出なくても平気な、インドア派である。読書以外の趣味は散歩。町内を回って河川敷に行くコースが気に入っている。智恵子に対しては、妹の様だと思っている。
■森山 智恵子(もりやま ちえこ)
物語中で『君』若しくは『彼女』と呼ばれている人物。10代半ばを過ぎた辺りの年齢。長い黒髪をおさげに結っている。活発でどちらかと言えば、外に出ている方が好きな方である。趣味は読書で、様々な文芸誌を読み込む、読書家である。学校終わりには卓の家に遊びに来る事が、日課となりつつある。読書以外の趣味は、料理や裁縫。卓の為に夕飯を作ってから、いつも帰宅をしている。卓に対しては、一ファンとしてより兄として慕う気持ちが大きくなってきた。
■そもそもの出会い
たまたま、卓の家の近所に住んでいた為、直接訪ねて卓の連載誌にサインを貰えないかと智恵子がお願いしに行ったのが切っ掛けであった。卓はそう言った頼み事を受けるのが初めてであった為、少しぎこちなく『森山智恵子さんへ、長谷川卓』と文芸誌の表紙にサインをしたためた。智恵子が嬉しそうに、何度も頭を下げ、翌日に菓子折りを持ってきた。
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