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ほんのり百合ですので、ご注意下さい。
「今日は良い双子の日なんですって。」
綾(あや)は厚手のストールを、パジャマの上に羽織り麻耶(まや)にそう言った。
「そんな日があるの？」
麻耶は不思議そうな顔をして、カレンダーを眺めた。
当然そこには、良い双子の日だなんて書いていない。
祝日でもなんでも無いから当たり前だ。
当然そこには、良い双子の日だなんて書いていない。
祝日でもなんでも無いから当たり前だ。
「私も今日聞いたのよ。」
「へえ、知らなかった。そんな日があるなんて。」
暖炉近くの椅子に座っていた麻耶の元へ、綾はやってきた。
隣に座って、当たり前の様に手を繋ぐ。
隣に座って、当たり前の様に手を繋ぐ。
「まるで、私達の為にあるような日じゃない？」
楽しそうに笑う綾に、麻耶もつられて笑った。
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