roika_works 【単発】死に損ないの私と夢見がちな彼 忍者ブログ
Twitterで投稿した小説やイベント参加情報をまとめています
Admin / Write
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ふと目が覚めた。其処は見知らぬ天井だった。
しかし、隣にはよく見知った顔がいた。
其方に顔を向けると、ほっとした顔をして微笑まれる。
「大丈夫、大丈夫。」
そう言って私の手を取り撫でる。
ぼろぼろと涙が瞬きをする度に、零れ落ちる。
私の気持ちなど何も知らないくせに、よくそんな言葉が言えたものだ。
「私は、私は…。」
「君は此処にいる。生きている。」
頭と両腕に巻かれた包帯、幾つものチューブに繋がれている。
足にはギプスがつけられている。
また失敗した。
「私は、また失敗した。死に損ないだ。」
「違うよ。神様がまだ早いからって、君を此方に帰してくれたんだよ。」

拍手

PR
HOME | 327  326  325  324  323  322  321  320  319  318  317 

忍者ブログ [PR]