roika_works 【単発】不器用な優しさ 忍者ブログ
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付き合ってから長い2人。
ほんのりBLなので、ご注意を。


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朝晩はすっかり冷える様になってきた。冷えた足先を温める様に毛布に包まる。
「おい冷え性、湯たんぽいるか?」
寝間着姿の彼を見るのは、久し振りだ。
「あれ、あるの?」
「去年買ったろ。持ってくるわ。」
「ありがとう。」
後ろ姿の彼にそう言うと、片手を上げた。
暫くして戻ってきた彼の手には、湯たんぽが抱えられている。
「悪いな、わざわざ。」
「そうじゃないと、俺の足が冷えるからな。」
「はは、確かに。」
布団の中に入れた湯たんぽは、冷えた足先を温かくじわりと溶かしていく。
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