roika_works 【単発】三寒四温と僕と君 忍者ブログ
Twitterで投稿した小説やイベント参加情報をまとめています
Admin / Write
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

凍える様な寒さは次第に和らいでいく。
まだ朝と晩は、シンと冷えている。
春の近付きは感じるが、まだまだ冬の寒さは続きそうである。
蕾をつけた木々は、風に揺られている。
今日はやけに風が強い。
向かい風の中、マフラーで鼻まで隠して歩いていく。
マフラーは向かい風で乱暴に揺らされるばかりであった。
もう少しすれば、家が見える。
君が僕を待っている家だ。
部屋に灯された明かりを見ると、ほっとする。
1日の疲れなど、吹き飛ばしてしまう程だ。
玄関を開けただいまと告げると、君は優しく笑い出迎えてくれる。
ああ、この家に君が居てくれて、本当に良かったと心底思う。

拍手

PR
HOME | 519  518  517  516  515  514  513  512  511  510  509 

忍者ブログ [PR]