roika_works 忍者ブログ
Twitterで投稿した小説やイベント参加情報をまとめています
Admin / Write
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

『宴は満月の夜に』
・「モノノケ」追加

『単発』
・「選択肢」追加
・「人生の色」追加
・「閃光」追加
・「陽に照らされて」追加
・「可愛い貴方」追加
・「僅かに踏み込む」追加
・「酔っ払いの戯言」追加

拍手

PR
会社の先輩×後輩のほんのりBLなので、ご注意下さい。

拍手

会社の先輩×後輩のほんのりBLなので、ご注意下さい。

拍手

貴方は、甘党な人だった。
コーヒーに角砂糖3個以上は当たり前。
ケーキもパフェもパイも大好物だった。
バレンタインにチョコを作って贈った事がある。
驚いた顔をした貴方は、その後に照れくさそうに礼を言った。
ホワイトデーに花束を貴方から貰い、正式にお付き合いすることになった。
「僕と付き合ってると、変な目で見られない?」
「いや、特に無いけど…。」
「そうかあ。」
彼はチョコパフェの生クリームを、スプーンですくって食べている。
「甘党過ぎかなあ。」
「でも、貴方のそういう所も好きだよ。」

拍手

夕焼けがやけに赤く見える日だった。
彼の白いエナメルの鞄に夕日が反射する。
いつもこうして、彼の部活が終わるのを待ってから下校している。
その間、私は図書館で宿題をしたりして過ごしている。
「毎日悪いな、待たせて。」
「ううん、大丈夫。宿題してるし。」
「宿題かあ、帰ったらやらないとな。」
彼は少し憂鬱そうに眉根を寄せた。
「夕焼けが綺麗だね。」
「お、本当だ。最近雨ばっかりだったから、久し振りに見た気がする。」
夕日に照らされる彼の横顔が、私は何よりも好きだった。

拍手

「どうだ?」
「いいえ、何も言いません。」
椅子に括り付けられた男は、ありとあらゆる拷問を受けても、自分の名前すら言わなかった。
「大した忠誠心だ。」
「…。お前が来るのを待っていた。」
「何?」
男は突然立ち上がり、手に持ったカミソリの刃で頸動脈を掻っ切った。
「何を、した…。」
血溜まり倒れた幹部らしき男を、冷めた目で見る。
「奇襲に弱いんだね、つまらないの。」
「動くな、撃つぞ!」
拷問役が怒鳴って拳銃を構える、その一瞬で同じ様に喉を掻っ切る。
「遅いよ、止まって見える。」
2つの血溜まりを振り返り、男はその部屋から去る。

拍手

朝起きて、身支度を整え家を出る。
いつものプラットホームで、満員電車になんとか乗り込む。
会社の最寄駅に着く頃には、既にヘトヘトだ。
そこから、会社までおよそ10分歩く。
太陽の出ないどんよりとした空模様。
出社して昨日の作業を確認、メールチェック、ざっと新聞の一面を各社確認、それが終わると漸く仕事だ。
会議だなんだと、色々あり自分の仕事が中々進まない日だった。
定時になると休憩室の窓際で、ぼんやりとビル群を眺める。
そうしてまた、仕事へと戻る。
粗方片付けて、納期に間に合うよう調整する。
そして、退社。
私の人生はなんだ。仕事一色なのか。

拍手

1人しか助けられないとしたら、僕はどうするだろう。
もう1人を見捨てる?2人共助けない?
それとも、僕が犠牲になって2人を助ける?
嗚呼、最後のが1番しっくりくるな。
他人の為に命を落とすなんて、と言われるかもしれない。
それでも、僕はどちらかを見捨てるなんて事は出来ない。
その後悔を引きずって生きていくのならば、死んでしまった方が余程楽だ。
助けた2人の肩にも、後悔がのしかかるかもしれない。
それでも僕は、2人を助けて犠牲になる事を選ぶだろう。

拍手

『短編』
・「狼男と少女」追加
・「ふたりの秘密」追加
・「誘拐犯と少女」追加
・「世界から消えたなら」追加
・「不器用な優しさ」追加
・「闇の仕事」追加

拍手

散らかった部屋、破れたカーテン、部屋の隅で小さくなっている君。
嗚呼、僕はまた狼になっていたのか。
狼になっている時の記憶は、僕には一切残っていない。
「ごめんね、アリス。折角綺麗にしてくれていたのに。」
「大丈夫よ。また掃除すれば良いだけじゃない。」
彼女はそう明るく言って笑った。
「あの、怪我は…ない?」
「うん。貴方はいつも私を傷付ける様な事はしないわよ。」
「そう、なんだ…。」
漸くホッとできた。これで彼女を傷付けていたとしたら、
僕は自分を許す事が出来なくなるだろう。
「いくら狼でも、貴方は貴方のままよ、トム。」
「ありがとう…。」


拍手

25  26  27  28  29  30  31  32  33  34  35 

忍者ブログ [PR]