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お題:花火
お題提供:椎奈youさん(@creare_shinayou)
心臓に響く様な轟音。満開の光の花が咲き、一瞬に消え去る。同じものは二度と見られない。如何に儚いものか。隣にいる彼女は、私の袖を引く。どうしたのかと隣を見る。笑顔で互いの小指同士を絡める。彼女は照れ臭そうに笑って、花火へと目線を戻した。轟音と一瞬の光の中で、私達は初めて手を繋いだ。
お題:青色
お題提供:蟹糖 繭さん(@kanitau_mayu)
すうっと透き通る。足に触れるその感触は、不思議な感触だ。潮の香りと心地の良い温度のみを、知覚出来る。人の居ない海岸に来るのは、久し振りであった。早朝の時間には殆ど人が来る事は無い。私が独り占めをしている。私だけの海だ。なんて贅沢な事だろう。波音に耳を澄ませ、波打ち際を歩き始めた。
すうっと透き通る。足に触れるその感触は、不思議な感触だ。潮の香りと心地の良い温度のみを、知覚出来る。人の居ない海岸に来るのは、久し振りであった。早朝の時間には殆ど人が来る事は無い。私が独り占めをしている。私だけの海だ。なんて贅沢な事だろう。波音に耳を澄ませ、波打ち際を歩き始めた。
お題:蛍
お題提供:東屋あずき。さん(@az___xxx)
感嘆の声を漏らし、君はあちこちを見回し目を煌めかせる。蛍がよく見える川があるという事で、こうして来た訳である。確かに見事であった。彼方此方で、ぼうっと光る。「連れてきてくれて、ありがとう。」此方を振り向いた君の笑顔は、何よりも綺麗であった。彼方に沢山いるよと、私の手を引いて歩く。
感嘆の声を漏らし、君はあちこちを見回し目を煌めかせる。蛍がよく見える川があるという事で、こうして来た訳である。確かに見事であった。彼方此方で、ぼうっと光る。「連れてきてくれて、ありがとう。」此方を振り向いた君の笑顔は、何よりも綺麗であった。彼方に沢山いるよと、私の手を引いて歩く。
お題:さいころ
お題提供:ししくれさん(@sisikure)
僕は好きな子がいた。黒髪の美しい、大きな目を持つ女の子だった。僕はそれを友人へ打ち明けた。そうすると、友人は「参ったなあ、俺も好きなんだ。」と言った。お互いに驚いていた。そんな素振りを、ひとつも見せなかったからだ。「俺が勝っても恨むなよ。」友人は、冗談めいて笑う。賽は投げられた。
僕は好きな子がいた。黒髪の美しい、大きな目を持つ女の子だった。僕はそれを友人へ打ち明けた。そうすると、友人は「参ったなあ、俺も好きなんだ。」と言った。お互いに驚いていた。そんな素振りを、ひとつも見せなかったからだ。「俺が勝っても恨むなよ。」友人は、冗談めいて笑う。賽は投げられた。
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