roika_works 忍者ブログ
Twitterで投稿した小説やイベント参加情報をまとめています
Admin / Write
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

「そういえば、下の名前何?」自転車を手押しで進める彼女は、そう言った。「聡史だけど…。」夕日に照らされた僕等の影は、長く伸びて歩道を黒く塗りつぶす。「名字、呼びにくいから下の名前で呼ばせてよ。」彼女はこちらを向いて、微笑む。心臓の鼓動が速くなる。「じゃあ、僕にも下の名前教えて?」

拍手

PR
いつか気持ちが伝わるだろうなんて、悠長に考えていた自分が憎い。当時の自分に会ったとしたら、『早く気持ちを伝えなさい。』と教えてやりたい。私の憧れていた彼と、私の親友が付き合っていると知ったのは、つい先日であった。親友から申し訳なさそうに言われた為、私は怒りの感情が湧かなかった。

拍手

『単発』
・140文字小説1本追加

拍手

薄い青空に、水彩絵の具の白を引いた様な雲が浮いている。今夜は星も見られそうだ。窓から空を見上げ、あの人は何をしているだろうかと考える。何度か文字を打っては消しを繰り返し『今夜、星を見に行きませんか。』と漸く連絡をした。返事はすぐにきた。『勿論、楽しみだ。』と短い言葉に心が震えた。

拍手

『私と君』
・各話へのリンクページを追加

『何気ない高校生活』
・各話へのリンクページを追加

『突発』
・4本追加

『その他』
・ブログプラグインに、メールフォーム設置

拍手

唯一つだけ君に伝えたいことがあった。何度もタイミングはあった筈なのに、私はいつまでも、その一言を告げることができなかった。卒業式が終わりガランとした教室の中、君はただニコリと笑い「またね。」と教室から出て行った。気が付けば、自分の鞄を引っ掴み大急ぎで、君の後ろ姿を追い掛け始めた。

拍手

もっと雨が降ればいい。悲痛も遺恨も苦痛も絶望も、何もかも全て洗い流してしまえばいい。夢見がちだというのは承知している。それでも、この世には悲しみが多すぎやしないか。君はどう思うかね?馬鹿みたいと一瞥をくれるだろうか、それとも賛同してくれるだろうか。君に会うと寂しさという、耐え難き苦痛は1つ世界から減ると言ったとしたら、君はどんな顔をするだろうか。

拍手

貴女の、はにかむ笑顔が好きです。前髪を切り過ぎてしまった、と恥ずかしそうにしている様子も滅多に見られない可愛らしい姿でした。いつもは、自分をぐいぐい引っ張っていく程、歩くのが早いのにたまに道に迷いましたと申し訳なさそうにする様子は、きっと自分しか見たことがないことでしょう。台所に立つときには、必ずエプロンをつけて料理をしている後姿を見るのが好きでした。腰に結ばれたエプロンの紐が少しだけ、不恰好な様子で片方だけたらりと長く紐が垂れ下がっているのもそれはそれで可愛らしいものです。普段しっかり者な貴女が不意に見せるそういった隙に、自分は心臓が一拍早くなるように感じていた。こういう姿を見られるのは自分だけと思うと、少し不思議な気持ちになった。

拍手

駅舎を出た途端に、海の香りがした。「たまには帰ってこい。」と言う、両親にせっつかれて久々の帰省となった。寂れた商店街、無人駅、海の香り。どれもこれも、変わっていなかった。海岸でも見てみようかと、歩き出す。次第に波の音が聞こえてきた。此処で自分は育ったのだと感慨深い心持ちになった。

拍手

『僕と猫』(完結済み)
・本文(掲載時原文まま)
・設定ページ追加
・各話へのリンクを追加

『私と君』
・本文(掲載時原文まま)
・設定ページ追加

『何気ない高校生活』
・本文(掲載時原文まま)追加

『突発』
・140文字小説追加
・長文小説追加

拍手

47  48  49  50  51  52  53  54  55  56  57 

忍者ブログ [PR]