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『発行情報』
・「僕と猫」二版発行情報追加

『単発』
・「夏日に浸る」追加

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表紙や目次を手直しした二版を発行しました。
興味がありましたら、是非お手に取ってみて下さいませ。
ご注文は、TwitterのDMよりどうぞ。

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からころと、音がする。コップに入れていた氷が、崩れる。コップの表面に出来た水滴は、集まって下へと流れ落ちる。暑い。酷暑である。団扇を片手に、新聞に目を通していたが少し休憩しよう。ふと窓を見ると、真っ青な空が見えた。まるで、切り取ってそこに貼り付けた様である。嗚呼、すっかり夏だな。

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『発行情報』
・「ありがとうを込めて」折本発行情報追加

『単発』
・「交換ノート」追加

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貴方、聞こえますか。私の声が貴方に聞こえる訳では無い。彼は生まれつき、耳が聞こえない。手話も覚えたが、私達は筆談で会話をする事が多かった。1日の最後に交換するノートも、何冊目になるだろう。彼の几帳面な字が並ぶノートが何よりも 大切だった。ノートが増える毎に、宝物が増える様だった。

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『単発』
・「ジグソーパズル」1本追加

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何が足りなかったのだろう。昔の彼女の事を思い出す。お互いに好きな気持ちは、確かにあったのだ。でも、足りない物が何か分からなかった。好きな気持ちだけで、ずっと一緒に居るのは難しい、そう聞いた事がある。全くもって、その通りだった。足りない物を探して組み立てる事が、僕等は出来なかった。

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『私と君』
・「番外編:願い事」1本追加

『単発』
・「天の川の涙」1本追加

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「先生、お願い事何て書きました?」君は黄色い短冊を持ち、私の青色の短冊を見る。「健康第一。何にしても、健康であらねばね。」そう言うと君は少しつまらなそうな顔をした。「ところで、君は何て書いたんだい?」そう言って黄色い短冊を見ると『彦星様が気付いてくれますように。』と書いてあった。

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彼は海外出張から、1週間程日本に滞在する為に帰ってきた。「久し振り、髪の毛伸びたね。」彼は私の頭を撫でる。会えたのは嬉しかったが、複雑な気持ちだった。「今日は、お願いがあってきたんだ。」彼は胸ポケットから、小さな小箱を取り出した。「結婚して下さい。」私は、泣きながら何度も頷いた。

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